確実に消去!データ消去完全ガイド
確実に消去!データ消去完全ガイド » データ消去の基礎知識 » データ消去方法・方式の基礎 » NIST SP 800-88 Rev.2に基づくデータ消去の考え方

NIST SP 800-88 Rev.2に基づくデータ消去の考え方

NIST SP 800-88は、米国国立標準技術研究所(NIST)が公開している、記憶媒体のサニタイゼーションに関するガイドラインです。

一般に「NIST方式」と呼ばれることがありますが、乱数やゼロを決められた回数書き込む、単一のデータ消去アルゴリズムではありません。

最新版のNIST SP 800-88 Rev.2では、保存されている情報の機密性、媒体の種類、再利用・売却・返却・廃棄といった目的に応じて、Clear・Purge・Destroyなどの方法を選び、実行結果を検証・記録する組織的な管理が重視されています。

そのため、データ消去ソフトやサービスに「NIST準拠」と表示されているかだけでなく、対象媒体、使用した技術、処理範囲、エラーの有無、検証方法、証明書の内容まで確認することが重要です。

このページでわかること

  • NIST SP 800-88が単一のデータ消去方式ではない理由
  • 最新版であるNIST SP 800-88 Rev.2の位置づけ
  • Clear・Purge・Destroyの違いと選び方
  • HDD・SSDなど媒体別のサニタイゼーション方法
  • 暗号化消去を利用するための条件
  • NISTにおける検証・バリデーションの考え方
  • NISTを参考にしたデータ消去証明書で確認する項目
  • NISTの考え方に沿ったデータ消去業者を選ぶ際の注意点

NIST SP 800-88は、特定の上書き回数を定めた方式ではありません。情報と媒体を分類し、適切な方法を選定・実行したうえで、検証・記録・委託先管理まで行うためのガイドラインです。

状況・目的 主な考え方
組織内で媒体を再利用する 情報の機密性に応じてClearまたはPurgeを検討する
組織外へ売却・返却・譲渡する 組織の管理外へ出ることを踏まえ、Purgeを含めて検討する
媒体を再利用せず廃棄する PurgeまたはDestroyを検討する
正常なHDDを再利用する 組織が承認した上書消去やドライブ機能などを検討する
正常なSSDを再利用する Sanitize、Secure Erase、暗号化消去など、媒体・実装に適した方法を検討する
故障HDDを廃棄する 対応する磁気消去・物理破壊などを検討する
故障SSDを廃棄する SSD対応の物理破壊などを検討する
暗号化消去を利用する 暗号化状態、鍵の範囲、鍵管理条件を確認する
クラウド上のデータを削除する 論理サニタイゼーションと提供事業者の管理を確認する

NISTに沿うなら「規格名」ではなく実際の対応内容を比較

NIST SP 800-88は、特定の上書き方式を指定するものではありません。実際に必要な処理は、HDD・SSDなどの媒体、再利用・返却・廃棄の目的、故障状態によって異なります。

そのため、データ消去会社を選ぶ際も、「NIST準拠」という表記だけでなく、上書消去・磁気消去・物理破壊などの対応方式、処理結果の検証、消去証明書、オンサイト対応などを確認しましょう。

NIST SP 800-88とは

NISTが公開する媒体サニタイゼーションのガイドライン

NISTは、米国の技術・測定・情報セキュリティなどに関する標準やガイドラインを公開している機関です。

NIST SP 800-88は、HDD、SSD、磁気テープ、USBメモリなどの媒体を再利用・返却・廃棄する際に、保存されていた情報へアクセスすることを困難にするための考え方を示しています。

NISTでは、この処理を「媒体サニタイゼーション」と呼んでいます。媒体サニタイゼーションは、想定される一定の労力では、対象データへのアクセスを実行困難にするための処理です。

「NIST方式」という単一の消去方法ではない

「NIST方式」という言葉から、乱数やゼロを決められた順番で上書きする方法をイメージすることがあります。

しかし、NIST SP 800-88は、固定された上書きパターンや上書き回数を一つの「NIST方式」として定めた規格ではありません。

媒体の種類や状態、情報の機密性、処分目的などに応じて、適切な区分と技術を選ぶためのガイドラインです。

最新版は2025年9月公開のRev.2

NIST SP 800-88の現行版は、2025年9月26日に公開されたRev.2です。

2014年12月に公開されたRev.1はRev.2へ置き換えられています。そのため、現在NISTに沿ったデータ消去を検討する場合は、Rev.2を前提に確認することが重要です。

データ消去だけでなく組織的な管理を扱う

NIST SP 800-88 Rev.2では、個別のパソコンやHDDをどの方法で処理するかだけでなく、組織として媒体サニタイゼーションを管理することが重視されています。

具体的には、次のような項目を組織内で定めます。

NIST SP 800-88 Rev.2で変わったこと

比較項目 Rev.1 Rev.2
公開時期 2014年12月 2025年9月
現在の状態 Rev.2へ置き換え済み 現行版
主な重点 媒体ごとの実務判断 組織的なサニタイゼーションプログラム
技術の扱い 媒体別の具体例を掲載 IEEE 2883・NSA仕様・組織承認基準などを参照
暗号化消去 基本的な条件を説明 対象鍵や鍵管理条件などを拡充
ベンダー管理 実装確認の考え方あり Clear・Purgeで使う技術の実装を信頼できるかという確認を強化
クラウド等 限定的 論理サニタイゼーションも考慮

個別方式から組織的なプログラム管理へ重点が移った

Rev.2では、担当者が媒体ごとに方法を選ぶだけでなく、組織全体として一貫した媒体サニタイゼーションプログラムを構築することが重視されています。

機器の入れ替えが発生するたびに担当者が判断するのではなく、情報の機密性や処分目的に応じた標準手順をあらかじめ定めます。

具体的な方式・ツールの一覧が見直された

Rev.2では、暗号化消去を除く個別のサニタイゼーション技術やツールの詳細について、IEEE 2883、NSAの仕様、組織が承認した標準などを参照する考え方へ変更されています。

そのため、Rev.1に掲載されていた媒体別の方式だけを根拠に、現在のHDD・SSDを処理するのではなく、対象媒体や製品の現在の仕様を確認することが重要です。

ベンダーの実装を信頼できるかという確認が重視された

ClearやPurgeに利用する機能は、ドライブメーカー、ソフトウェア会社、装置メーカーなどが実装します。

同じ「Sanitize」「Secure Erase」「NIST準拠」という名称でも、処理内容や対象範囲が同じとは限りません。

利用する際は、ベンダーの仕様、対応媒体、検証方法、エラー時の挙動などを確認する必要があります。

暗号化消去の条件が詳しく整理された

暗号化消去は、暗号化されたデータを保護する鍵を適切に処理することで、復号された対象データへのアクセスを困難にする方法です。

Rev.2では、暗号化消去に使用できる鍵の考え方、鍵のサニタイゼーション、外部管理鍵などに関する条件が詳しく整理されています。

クラウドなどの論理サニタイゼーションが考慮された

クラウドや仮想環境では、利用者が物理的な記憶媒体を直接管理できないことがあります。

Rev.2では、このような環境も考慮し、論理的な単位でデータへのアクセスを困難にするサニタイゼーションの考え方が含まれています。

NIST Rev.2を踏まえた業者選びでは「実装内容」まで確認する

NIST SP 800-88 Rev.2では、単に「NIST準拠」と表示されているかではなく、実際に使用する技術や製品の実装を信頼できるかも重要になります。

NISTの観点 業者選びで確認すること
媒体に適した方法を選ぶ HDD・SSDそれぞれに適した処理へ対応できるか
Clear・Purge・Destroyを使い分ける 上書消去・磁気消去・物理破壊など、必要な方式へ対応できるか
正常終了を検証する エラーや未処理媒体を判別・再処理できるか
処理結果を記録する 消去ログ・証明書を残せるか
媒体を適切に管理する オンサイト・輸送・保管方法が明確か
例外媒体へ対応する 故障媒体を別方式へ切り替えられるか

特にHDD・SSD・故障媒体が混在する場合は、特定の方式だけを提供する会社ではなく、端末の状態に応じて必要な処理方法を選べるかも比較しましょう。

消去方式・検証・証明書から
データ消去会社3社を比較する

Clear・Purge・Destroyの違い

区分 基本的な考え方 媒体の再利用 主な候補
Clear 通常のインターフェースを通じたデータアクセスへの対策 可能 組織承認済みの上書き、リセット機能など
Purge より高度な手段を含むデータアクセスへの対策 方法による 媒体・実装に適したSanitize、暗号化消去、磁気消去など
Destroy 媒体を本来の用途で再利用できない状態にする 不可 破砕、細断、粉砕など

Clear

Clearは、通常のインターフェースや一般的な操作を通じて、対象データへアクセスすることを困難にする処理です。

正常なHDDに対する組織承認済みの上書消去や、製品仕様に基づくリセット機能などが候補になる場合があります。

ただし、「一般的な復元ソフトで復元できなければClear」とだけ判断するのは適切ではありません。

次の項目を確認します。

Purge

Purgeは、Clearより高度なデータアクセス手段を想定した処理です。

対象媒体や製品の仕様、組織が採用する基準に応じて、Sanitize、条件を満たした暗号化消去、磁気媒体に対する磁気消去などが候補になる場合があります。

「研究所レベルの技術でも絶対に復元できない」と断定するものではありません。想定される労力に対して、対象データへのアクセスを実行困難にすることを目的とします。

Destroy

Destroyは、媒体を本来の用途で再利用できない状態にする処理です。

主な方法には、破砕、細断、粉砕などがあります。

ただし、HDDとSSDではデータの記録部分が異なります。HDDでは記録面、SSDではNANDフラッシュメモリを含む記録部分を適切に処理する必要があります。

外装や基板だけを壊しても、記録部分が残っている可能性があるため、媒体に対応した装置を使用してください。

3区分は単純な優劣ではない

Clear、Purge、Destroyは、「弱い・中・強い」という単純な順番で選ぶものではありません。

次の条件を踏まえて選定します。

例えば、再利用する媒体へDestroyを選ぶと、再利用という目的を満たせません。一方、故障して書き込みできない媒体へ上書消去を選んでも、処理できない可能性があります。

必要な区分によって確認するサービスも変わる

Clear・Purge・Destroyを検討した後は、その処理を実際に行えるソフト・装置・データ消去会社を選びます。

想定する状況 会社選びで確認したい対応
正常なHDDを再利用する 上書消去・処理後の検証
SSDを再利用・返却する SSDに対応した消去方式
故障したHDDを廃棄する 磁気消去・物理破壊
故障したSSDを廃棄する SSDに適した物理破壊
媒体を社外へ出せない オンサイト対応
監査・取引先への説明が必要 消去ログ・証明書

同じ企業内でも、再利用するHDD、返却するSSD、故障媒体などが混在することがあります。その場合は、端末ごとに異なる方法を選択できるかも会社比較のポイントになります。

目的・媒体に合った方法から
データ消去会社3社を比較する

NISTは固定された上書き方式ではない

乱数とゼロを2回書き込む方式ではない

NIST SP 800-88は、全領域へ乱数を書き込み、続けてゼロを書き込むといった固定パターンを「NIST方式」として指定していません。

消去ソフトに「NIST方式」という選択肢がある場合は、実際に何を行う機能なのか確認しましょう。

上書き回数を一律に定めていない

NIST SP 800-88 Rev.2は、すべてのHDD・SSDに対して1回、3回、7回などの上書き回数を一律に指定するものではありません。

上書き回数だけでなく、対象領域、正常終了、エラー、検証、媒体の仕様を確認することが重要です。

DoD方式との単純な使い分けではない

「HDDにはDoD方式、SSDにはNIST方式」といった単純な使い分けは適切ではありません。

NISTは媒体サニタイゼーションを組織的に管理するガイドラインであり、DoD方式はデータ消去ソフト上で複数回上書きの名称として使われることがあります。

ソフトの「NIST準拠」表示だけでは判断できない

消去ソフトや専門業者が「NIST準拠」と案内していても、それだけで処理内容を判断することはできません。

次の項目を確認してください。

媒体別にNISTの考え方を適用する

媒体 Clear・Purgeの主な候補 主な注意点
HDD 上書き、対応するドライブ機能など 不良セクタ・処理対象範囲・エラーを確認する
SATA SSD Sanitize、Secure Erase、暗号化消去など ウェアレベリング・予備領域を考慮する
NVMe SSD NVMe Sanitize、Format、暗号化消去など 対応コマンド・型番・ツールを確認する
暗号化ドライブ 暗号化消去 暗号化状態・鍵管理・鍵のコピーを確認する
USBメモリ・SDカード 対応する専用処理またはDestroy 通常操作から見えない領域に注意する
磁気テープ 対応する処理・磁気消去など テープ規格と装置の適合性を確認する
スマートフォン・タブレット メーカー機能、暗号化を利用した処理など 暗号化状態・アカウント・バッテリーを確認する
クラウド・仮想環境 論理サニタイゼーション 提供事業者の削除・暗号鍵・バックアップ管理を確認する

HDD

正常に認識・書き込みできるHDDでは、組織が承認した全領域への上書消去や、ドライブが提供する機能などを検討します。

処理後は、正常終了したか、不良セクタや未処理領域がなかったかを確認してください。

SATA SSD

SSDでは、書き込み先を分散するウェアレベリングや、故障セルを置き換える予備領域があります。

そのため、HDDと同じようにOSから見える領域へ上書きしても、SSD内部のすべての対象データを適切に処理できるとは限りません。

メーカーやドライブが提供するSanitize、Secure Erase、暗号化消去など、対象SSDの仕様に対応した方法を確認します。

NVMe SSD

NVMe SSDでは、NVMe SanitizeやFormatなど、製品が対応する機能を確認します。

同じNVMe SSDでも、対応するコマンドやツールは型番・メーカーによって異なります。

暗号化ドライブ

保存データが適切に暗号化されているドライブでは、対象データを保護する鍵を処理する暗号化消去が利用できる場合があります。

ただし、暗号化が事前に有効だったか、すべての対象データが暗号化されていたか、鍵のコピーが残っていないかを確認する必要があります。

USBメモリ・SDカード

USBメモリやSDカードもフラッシュメモリを使用しています。

製品によっては、コントローラーが管理する予備領域などを通常の上書きで処理できない可能性があります。

利用できる専用機能を確認できない場合や、故障している場合は、媒体に対応するDestroyを検討します。

磁気テープ

LTOなどの磁気テープでは、規格や処分目的に応じて、対応する上書き、磁気消去、細断などを検討します。

使用する装置が対象となるテープ規格に対応しているか確認してください。

スマートフォン・タブレット

スマートフォンやタブレットでは、メーカーが提供する初期化機能、暗号化状態、アカウント連携などを確認します。

物理破壊を行う場合は、内蔵バッテリーの発火・破裂リスクがあるため、端末やバッテリーに対応した安全な処理方法を選んでください。

クラウド・仮想環境

クラウドでは、利用者が物理ドライブを直接処理できない場合があります。

次の項目を確認します。

HDDにNISTの考え方を適用する場合

正常なHDDでは上書き・ドライブ機能を検討する

正常に認識・書き込みできるHDDを再利用・売却・返却する場合は、全領域への上書消去などを検討します。

使用する方法は、組織が承認した標準、ドライブ仕様、処分目的に基づいて選びます。

全領域が処理対象か確認する

選択したパーティションだけでなく、必要な範囲が適切に処理対象になっているか確認します。

回復領域や過去のパーティション情報なども含め、採用する技術で対象とすべき領域を処理できるか確認してください。

不良セクタ・書き込みエラーを確認する

不良セクタや書き込みエラーがある場合、処理できない領域が残る可能性があります。

正常終了の表示だけでなく、エラー件数や未処理領域を確認しましょう。

故障HDDは磁気消去・物理破壊を検討する

認識できない、書き込めない、処理中に停止するHDDでは、上書消去を完了できない場合があります。

再利用しない場合は、対象HDDへ対応する磁気消去または物理破壊を検討します。

再利用・売却・廃棄で方法を変える

SSDにNISTの考え方を適用する場合

通常の上書きだけでは処理できない領域がある

SSDでは、ウェアレベリングや予備領域などの内部制御が行われています。

そのため、OSや一般的なソフトから見える論理領域への上書きだけでは、内部のすべての対象データを処理できない場合があります。

Sanitize・Secure Eraseを確認する

SSDを再利用・売却・返却する場合は、ドライブやメーカーが提供するSanitize、Secure Eraseなどを確認します。

機能名だけで判断せず、対象型番、処理内容、検証方法、接続方法による制約などを確認してください。

NVMeでは対応コマンドを確認する

NVMe SSDでは、NVMe Sanitize、Formatなどの機能が候補になる場合があります。

実行するツールが対象SSDに対応しているか、処理結果やエラーを取得できるか確認します。

暗号化消去を利用できる場合がある

適切に暗号化されているSSDでは、暗号化消去がPurgeの候補になる場合があります。

暗号化の範囲や鍵管理に不備がある場合、鍵を処理しても対象データが適切に保護されない可能性があります。

故障SSDはSSD対応のDestroyを検討する

故障して認識できないSSDでは、Sanitizeや暗号化消去を実行できない場合があります。

その場合は、NANDフラッシュメモリなどの記録部分を適切に処理できるSSD対応の破砕・細断などを検討します。

暗号化消去とは

暗号鍵を処理して復号を困難にする方法

暗号化消去とは、暗号化された対象データを保護している鍵へサニタイゼーションを行い、復号されたデータへのアクセスを困難にする方法です。

対象データ全体を上書きする方法と比べ、短時間で処理できる場合があります。

暗号化が事前に有効であることが前提

暗号化消去を利用するには、対象データが保存される前から、適切な暗号化が有効になっている必要があります。

暗号化を有効にする前に保存されていたデータや、暗号化対象外の領域が存在する場合は、暗号鍵の処理だけでは十分でない可能性があります。

対象データが適切に暗号化されている必要がある

対象となるシステムや媒体の構成に応じて、次のような領域にも暗号化されていない情報が残っていないか確認します。

鍵のコピー・バックアップを確認する

対象データを復号できる鍵のコピーやバックアップが残っている場合、媒体上の鍵だけを処理してもデータへアクセスできる可能性があります。

回復鍵、管理サーバー、外部ストレージ、クラウド上の鍵なども確認してください。

外部管理鍵がある場合の注意点

暗号鍵を外部の鍵管理システムで管理している場合は、媒体と鍵管理システムの両方で必要な処理を確認します。

鍵の無効化、削除、保存期間、バックアップ、監査ログなどを確認しましょう。

処理後の鍵検証が必要

鍵の処理が正常終了したか、対象となる鍵が正しかったか、復号に利用できる別の鍵が残っていないかを確認します。

「暗号鍵を削除した」という操作記録だけでなく、暗号化の実装と鍵管理全体を検証することが重要です。

NISTに基づくサニタイゼーション方法の選び方

情報の機密性を分類する

媒体に保存されていた情報を、社内規程に沿って分類します。

例として、次のような情報があります。

媒体の種類・状態を確認する

対象がHDD、SSD、USBメモリ、磁気テープ、スマートフォン、クラウド環境などのどれに該当するか確認します。

あわせて、正常に認識・書き込みできるか、故障しているかを確認してください。

再利用・売却・返却・廃棄を決める

媒体をどのように取り扱うかによって、選べる方法が異なります。

Clear・Purge・Destroyを選ぶ

情報の機密性、媒体、処分目的に基づいて区分を選びます。

組織外へ媒体を出す場合は、自社の管理下から離れることもリスク判断に含めます。

承認する標準・方式を決める

媒体ごとに、組織が使用を認める標準、メーカー仕様、ソフト、装置を定めます。

担当者がその都度「NIST方式」「DoD方式」などの名称だけで選ばないようにしましょう。

検証・記録方法を決める

処理を実行する前に、正常終了、エラー、対象範囲、媒体情報をどのように確認・保存するか決めます。

エラー時の代替方法を決める

上書消去やSanitizeに失敗した媒体を、どの方法へ切り替えるかあらかじめ決めておきます。

例えば、次のような切り替えが考えられます。

NISTにおける検証・バリデーションの考え方

処理が正常終了したか確認する

ソフトや装置が正常終了したか、エラーコードが記録されていないかを確認します。

途中停止した媒体や結果を取得できない媒体は、処理済みとして扱わないようにします。

選定した方法が情報の機密性に適しているか確認する

処理が正常終了していても、選定した区分や技術が、保存されていた情報の機密性に対して不十分な場合があります。

Clear・Purge・Destroyの選定理由も確認・記録しましょう。

対象媒体・範囲を確認する

対象となる媒体の型番、シリアル番号、容量を確認します。

ドライブ全体、暗号鍵、記録部分など、採用した方法で必要な範囲を処理できたか確認してください。

エラー・未処理領域を確認する

不良セクタ、書き込み失敗、コマンドエラー、未処理領域などがないか確認します。

例外がある場合は、媒体を分離し、別方式での再処理を検討します。

ツール・装置・ベンダーを信頼できるか確認する

処理機能を提供するソフト、ドライブ、装置、サービス業者の実装を確認します。

次のような情報を確認しましょう。

作業結果を独立して確認する

必要に応じて、処理を実行する担当者とは別に、媒体・処理結果を確認する担当者を設けます。

大量処理では、対象台数、処理済み台数、エラー台数が一致しているかを確認してください。

検証項目 確認内容
媒体情報 メーカー、型番、容量、シリアル番号
選定区分 Clear、Purge、Destroy
処理技術 上書き、Sanitize、暗号化消去、破砕など
対象範囲 ドライブ全体、暗号鍵、記録部分など
処理結果 正常終了、エラー、未処理領域
確認者 作業者・確認者など
処理後 再利用、売却、返却、廃棄先

NISTを参考にしたデータ消去証明書とは

NISTが証明書を直接発行するわけではない

一般に「NIST準拠のデータ消去証明書」と呼ばれるものは、NISTが個別のパソコンや媒体に対して発行する証明書ではありません。

データ消去ソフトや専門業者が、NIST SP 800-88などを参考に実施した処理について、作業内容や結果を記録するものです。

証明書だけで適切な処理が保証されるわけではない

証明書が発行されていても、対象媒体と証明書が一致しているか、適切な区分・技術を選んだかは別途確認する必要があります。

証明書の名称ではなく、記載内容を確認しましょう。

使用した版・区分・技術を確認する

次のような項目を確認できる証明書であれば、実施した処理を後から確認しやすくなります。

シリアル番号と実媒体を照合する

媒体のメーカー、型番、シリアル番号、資産管理番号が記載されているか確認します。

複数媒体をまとめて処理する場合も、個々の媒体と結果を紐づけられる状態にしましょう。

エラー・例外媒体も記録する

正常終了した媒体だけでなく、エラー、未処理、再処理となった媒体も記録します。

エラー媒体を正常終了として扱わないことが重要です。

処理後の廃棄記録を分けて保存する

データ消去証明書と、廃棄・再資源化の記録は役割が異なります。

データ消去証明書ではサニタイゼーションの実施内容を、廃棄記録では媒体の最終処分を確認します。

証明書の確認項目 記載内容
NISTの版 SP 800-88 Rev.2など
区分 Clear、Purge、Destroy
媒体 メーカー、型番、容量、シリアル番号
処理方法 上書き、Sanitize、暗号化消去、破砕など
使用機器 ソフト・装置の名称、バージョン
処理結果 正常終了、エラー、例外
検証 検証方法、確認結果
担当者 作業者、確認者
処理後 再利用、売却、返却、廃棄先

「証明書を発行できる」だけで業者を選ばない

データ消去会社を比較する際は、証明書を発行できるかだけでなく、実際にどの媒体へ、どの方法で処理を行い、どのように正常終了を検証したのかを記録できるか確認しましょう。

特に法人では、シリアル番号・資産管理番号と処理結果を紐づけられることや、エラー媒体を正常終了として扱わない運用も重要です。

消去方法・証明書の対応から
データ消去会社3社を比較する

NISTを採用すれば日本の法令に適合できるのか

NISTだけで法令適合が保証されるわけではない

NIST SP 800-88は、媒体サニタイゼーションの方針や手順を整備する際の有力な参考資料です。

ただし、NISTに沿った処理を行っただけで、日本の法律、業界ガイドライン、契約条件への適合が自動的に保証されるわけではありません。

個人情報・契約・業界ルールを別途確認する

次のような条件を個別に確認する必要があります。

組織の安全管理措置として活用する

NIST SP 800-88は、媒体廃棄時の安全管理措置を具体化するための参考として活用できます。

情報分類、方法選定、検証、証明書、委託先評価を一つの手順として整備することで、担当者ごとの判断のばらつきを抑えやすくなります。

監査・説明責任の根拠にする

なぜその媒体にClear・Purge・Destroyを選んだのか、どの方法で処理し、どのように検証したかを記録することで、監査や取引先への説明に活用できます。

NISTとDoD方式の違い

比較項目 NIST SP 800-88 Rev.2 DoD方式
位置づけ 媒体サニタイゼーション管理のガイドライン 主にソフト上で使われる上書き方式名
主な対象 HDD・SSD・各種媒体・組織運用 主に上書き可能な媒体
主眼 選定・実行・検証・記録・委託先管理 書き込みパターン・回数
媒体の扱い 媒体・状態・処分目的ごとに選定 製品ごとの実装を確認する
現在の確認事項 Rev.2、区分、技術、検証方法 実際の上書き内容と契約条件

NISTは組織的な管理ガイドライン

NIST SP 800-88は、上書き回数だけを定めるものではありません。

情報の機密性、媒体、処分目的に基づいて方法を選び、検証・記録・委託先管理まで行うためのガイドラインです。

DoDは上書き方式名として使われる

DoD 5220.22-Mなどの名称は、データ消去ソフトで複数回上書きの方式名として使われています。

ただし、同じ名称でも製品によって実装が異なる場合があります。

媒体別に「NISTかDoDか」を選ぶものではない

「HDDならDoD、SSDならNIST」といった使い分けではありません。

NISTの考え方に沿って媒体と目的を確認し、その中で組織が承認した技術・標準を選びます。

NISTに基づく媒体サニタイゼーションプログラム

方針と責任者を決める

媒体サニタイゼーションに関する責任者、承認者、作業担当者を定めます。

情報と媒体を分類する

情報の機密区分と、HDD・SSD・クラウドなどの媒体種別を整理します。

承認済みの方法・ツールを定める

媒体・機密区分・処分目的ごとに、組織が使用を承認する技術、ソフト、装置を定めます。

作業手順と例外処理を定める

通常の作業手順に加え、認識しない媒体、エラー媒体、暗号化状態が不明な媒体などの処理方法を決めます。

作業結果の確認方法を定める

処理担当者だけで完結させず、必要に応じて媒体・処理結果を確認する担当者や確認手順を設けます。

委託先を評価する

外部業者へ依頼する場合は、使用する方式・装置だけでなく、輸送、保管、証明書、再委託、廃棄まで確認します。

証跡を保存する

処理ログ、証明書、写真、媒体台帳、廃棄記録などを、社内規程で定めた期間保存します。

定期的に見直す

媒体、ドライブ機能、標準、脅威、社内システムは変化します。

使用するNISTの版、承認済みツール、委託先、作業手順を定期的に見直しましょう。

資産番号 媒体 機密区分 処分目的 区分 技術 結果 処分先
PC-001 HDD 社内 再配置 Clear 全領域上書き 正常終了 社内
PC-002 SSD 機密 リース返却 Purge Sanitize 正常終了 リース会社
PC-003 HDD 高機密 廃棄 Destroy 細断 完了 リサイクル
PC-004 SSD 機密 廃棄 Destroy SSD対応破砕 完了 リサイクル

NISTの考え方に沿ったデータ消去を実現できる専門業者の選び方

専門業者を選ぶ際は、「NIST対応」「NIST準拠」という表記だけではなく、自社が必要とする媒体・消去方法・検証・証跡まで対応できるか確認します。

自社の状況 確認したいサービス
PCを再利用・売却したい 上書消去・SSD対応消去
故障HDDを処理したい 磁気消去・物理破壊
故障SSDを処理したい SSD対応の物理破壊
大量の媒体を処理したい 複数方式・一括処理への対応
媒体を持ち出したくない オンサイト対応
自社で継続的に処理したい 消去ソフト・装置の販売やレンタル
監査への説明が必要 消去ログ・証明書・検証結果

例えば、正常なHDDには上書消去、故障HDDには磁気消去や物理破壊など、同じNISTの考え方に沿っていても必要な技術は端末によって異なります。

そのため、複数種類の端末を処理する法人では、特定の「NIST方式」を提供しているかではなく、端末ごとに適切な処理方法を提案・実行できるかを比較しましょう。

媒体・消去方式・対応体制から
データ消去会社3社を比較する

NISTのどの版を参照しているか

「NIST対応」とだけ記載されている場合は、Rev.1とRev.2のどちらを参照しているか確認します。

旧版を前提とした固定方式を、そのまま「NIST方式」と説明していないかも確認しましょう。

Clear・Purge・Destroyのどれに対応するか

上書消去だけに対応するのか、SSDに適した処理、磁気消去、物理破壊など、自社が必要とする方法に対応できるか確認します。

HDD・SSD別に方法を切り替えられるか

HDDとSSDへ同じ方法を一律に適用していないか確認します。

故障媒体や、予定した処理を完了できなかった媒体を別方式へ切り替えられるかも確認しましょう。

実際に使う技術・ツール・装置

「NIST方式」という名称だけでなく、実際に使用する技術、コマンド、ソフト、装置を確認します。

エラー・未処理媒体の扱い

正常終了しなかった媒体をどのように分離し、再処理するか確認します。

エラー媒体が自動的に処理済みとして扱われないことが重要です。

シリアル番号・証明書

媒体ごとのシリアル番号、処理区分、使用技術、検証結果を証明書へ記載できるか確認します。

オンサイト・オフサイト

媒体を社外へ持ち出せない場合は、オンサイトで処理できるか確認します。

オフサイトの場合は、回収から処理完了までの管理を確認します。

回収・輸送・保管

媒体の回収日時、梱包、輸送方法、一時保管、アクセス制御を確認します。

再委託の有無

処理や廃棄を別の会社へ再委託する場合は、再委託先と管理方法を確認します。

廃棄・再資源化

Destroy後の媒体や再利用しない媒体を、どの事業者・方法で廃棄・再資源化するか確認します。

業者へ確認する質問例

NISTのデータ消去に関するよくある質問

Q1. NIST方式とはどのようなデータ消去方法ですか?

A. 一般に「NIST方式」と呼ばれますが、NIST SP 800-88は単一の上書き方法ではありません。

情報の機密性、媒体、再利用・廃棄方針に応じてClear・Purge・Destroyなどを選び、実行・検証・記録するためのガイドラインです。

Q2. NIST SP 800-88の最新版は何ですか?

A. 現行版は、2025年9月26日に公開されたNIST SP 800-88 Rev.2です。

2014年に公開されたRev.1はRev.2へ置き換えられています。

Q3. Rev.1とRev.2は何が違いますか?

A. Rev.2では、媒体ごとの具体的な処理方法を示すことから、組織的な媒体サニタイゼーションプログラムを構築・運用することへ重点が移りました。

Clear・Purgeに利用するベンダー実装への信頼確認、暗号化消去、クラウドを含む論理サニタイゼーションなども整理されています。

Q4. Clear・Purge・Destroyはどう違いますか?

A. Clearは通常のインターフェースを通じたアクセスへの対策、Purgeはより高度な手段を含むアクセスへの対策、Destroyは媒体を本来の用途で再利用できない状態にする処理です。

単純な強弱ではなく、情報、媒体、処分目的から選びます。

Q5. NISTは何回上書きする方式ですか?

A. NIST SP 800-88 Rev.2は、すべての媒体に対する固定の上書き回数を定めた方式ではありません。

対象範囲、正常終了、エラー、検証、媒体仕様を含めて方法を選びます。

Q6. NIST方式ならSSDを完全消去できますか?

A. 「NIST方式」と表示された処理を選ぶだけで、SSDのすべての対象データを適切に処理できるとは限りません。

対象SSDの仕様に対応するSanitize、暗号化消去などを検討し、正常終了や検証結果を確認します。

Q7. NISTとDoD方式は何が違いますか?

A. NIST SP 800-88は、媒体サニタイゼーションの選定・実行・検証・記録を管理するガイドラインです。

DoD方式は、データ消去ソフト上で複数回上書きの方式名として使われることがあります。

Q8. 暗号化消去はどのような場合に利用できますか?

A. 対象データが事前に適切に暗号化され、対象データを保護する鍵を適切に処理できる場合に利用を検討できます。

鍵のコピー、バックアップ、外部管理鍵、暗号化対象外のデータなどがないか確認する必要があります。

Q9. NISTに沿えば日本の法律に適合できますか?

A. NISTに沿った処理だけで、日本の法律や契約への適合が自動的に保証されるわけではありません。

個人情報、契約、業界ガイドライン、リース条件、廃棄物処理などを個別に確認してください。

Q10. NIST準拠の証明書はNISTが発行しますか?

A. NISTが個別媒体のデータ消去証明書を発行するわけではありません。

ソフト会社や専門業者などが、NIST SP 800-88を参考に実施した作業の記録として発行する場合があります。

Q11. NISTに基づく処理後は何を検証しますか?

A. 媒体の型番・シリアル番号、選定した区分、使用技術、対象範囲、正常終了、エラー、未処理領域、処理後の行き先などを確認します。

Q12. NISTの考え方に沿った業者を選ぶ際は何を確認しますか?

A. 参照するNISTの版、Clear・Purge・Destroyの考え方、HDD・SSD別の方法、使用技術、検証、証明書、エラー媒体の扱いを確認します。

回収・輸送・保管・再委託・廃棄まで含めて比較してください。

NISTは方式名ではなく選定・検証・記録の仕組みとして活用しよう

NIST SP 800-88 Rev.2は、乱数やゼロを決められた回数書き込む「NIST方式」を定めたものではありません。

保存されている情報の機密性、媒体の種類と状態、再利用・売却・返却・廃棄といった目的に応じて、Clear・Purge・Destroyを検討し、適切な技術で処理するためのガイドラインです。

処理後は、コマンドが正常終了したかだけでなく、選定した方法が情報の機密性に適していたか、対象範囲やエラーに問題がなかったかを検証し、必要な証跡を保存しましょう。

また、専門業者を選ぶ場合も「NIST準拠」という名称だけではなく、HDD・SSDへの対応、上書消去・磁気消去・物理破壊などの処理方法、エラー媒体への対応、消去証明書、オンサイト対応などを確認することが重要です。

HDD・SSD・故障媒体など複数種類の端末を処理する場合は、それぞれの状態や処分目的に応じた方法を選べる会社を比較しましょう。

「おすすめのデータ消去業者4選」への画像リンク

「おすすめのデータ消去業者4選」への画像リンク

信頼できる
データ消去
メーカー・サービス会社3選
ひと口にデータ消去と言っても、その製品を開発・販売しているメーカーやサービス会社は多々あります。ここでは、その中から信頼性の高いメーカー・サービス会社を3社ピックアップ。それぞれの強みと特徴をご紹介します。
最高機密レベルのデータにも対応
選べる消去方法
アドバンス
デザイン
アドバンスデザイン
引用元:アドバンスデザイン公式HP
https://www.a-d.co.jp/erase/lp_mwsc10/
  • NSA認定機種の「MagWiper」は強磁界による印加で、「プロでも復旧不可能」なレベルでデータを抹消
  • 外部漏洩を防ぐオンサイトによるデータの物理破壊にも対応。
  • ISO27001準拠の消去証明書を発行。オンサイト/レンタル/販売いずれでも監査・法規制対策をサポート

公式HPは
こちら

数多くの
デバイス消去実績あり
ブランコ
ジャパン
ブランコジャパン
引用元:ブランコジャパン公式HP
https://www.blancco.com/ja/
  • 25種類以上の消去規格をサポートし、IO27001・ISO27040によるプライバシー規制に準拠
  •        
  • 40件以上の特許&特許出願中のアイデアでリスク低減・効率性向上を実現

公式HPは
こちら

物理破壊
実績が豊富
⽇東造機
⽇東造機
引用元:日東造機公式HP
http://www.nittoh.co.jp/
  • 主に「Crashbox(クラッシュボックス)」を採用した物理破壊装置でのリーディングカンパニー
  • マイナンバー制度のガイドラインに対応しており、廃棄にまつわるリスクを徹底排除

公式HPは
こちら

※2022/4時点公式HPより
2022年4月時点で「データ消去」で検索して公式サイトが表示される上位35社をピックアップ。 消去証明書の発行または第三者機関の認定があるデータ消去サービス・販売企業の中から以下の基準で選定
アドバンスデザイン:全ての消去方法に対応。データ復旧会社の消去サービスを提供
ブランコ・ジャパン:消去したデバイス数が最多2.5億台以上(2022年6月公式HPより)
日東造機:物理破壊装置の業界シェアNo1(※)参照元:日東造機(http://nittoh.co.jp/db50pro.html)2022年6月時点

▼スクロールできます▼

アドバンスデザイン ブランコ
ジャパン
⽇東造機
販売 データ消去ソフト
磁気データ消去装置
物理破壊装置
データ消去サービス オンサイト対応
オフサイト対応
レンタル データ消去機器レンタル
公式サイト

消去サービスを
公式HPで確認

消去サービスを
公式HPで確認

消去サービスを
公式HPで確認